「R&Dイノベーションリーダー交流フォーラム」参加者インタビュー株式会社 安川電機 山田氏 | イノベーション創出のヒント JMA GARAGE
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「R&Dイノベーションリーダー交流フォーラム」
参加者インタビュー
株式会社 安川電機 山田氏

「このフォーラムで学んだことを、社内でも共有したい」

2021年から2022年にかけて開催された「第16期 R&Dイノベーションリーダー交流フォーラム」には、多くの企業の技術者にご参加いただきました。全6回のフォーラムの中では、「イノベーションを起こすリーダーシップ」をテーマに、様々な講演者の方を迎え、活発な議論が交わされました。
今回は、参加者である株式会社安川電機の山田智紀 様に、参加した感想を伺いました。
インタビュアーは日本能率協会の森宮が務めました。

山田氏

外部と関わることで、新たな視野を獲得する

――― 最初に、山田さんがされているお仕事を教えていただけますか?

安川電機の基礎技術開発統括部で、開発の仕事をしています。当社の主力製品へ搭載するASICやFPGAの開発や、機器間をつなぐネットワークのハードウェアの開発をおこなっています。

――― ご経歴を拝見すると、研究所でずっとお仕事をされているようですが、今回のフォーラムのように、他の会社のみなさんと一緒に議論する機会はあるのでしょうか?

初めての経験でした。会社から参加するように言われた時は、とても良い機会をもらったと思いました。

社内でずっと仕事をしていると、だんだんと視野が狭くなってしまいます。そういう危機感を自分自身は日頃から持っていましたので、できるだけ社外のセミナー等に参加するようにしていました。

今回は1日だけではなく、長期間にわたる研修で、しかも合宿もあるということでしたので、多くのことを学ぶ機会になるのではないかと期待しました。短期間での研修では、人との交流はあまりできませんので、その点も良いと思いました。

リーダーに求められることを学ぶ

――― フォーラムを終えて、印象に残っていることはありますか?

印象に残っていることは、2つあります。

1つ目は、第1回目に(コースリーダーの)林 隆一先生が「イノベーションの基礎知識」でされたお話です。

「会社を背負って参加していることを忘れないように」というお話を最初にされました。これまでの研修では、自分のスキルを向上させるため個人として研修に参加しているという意識があったのですが、このフォーラムでは、それを目的にしているわけではないということを最初に明確にしていただきました。

「リーダー交流フォーラム」ですので、考えてみれば当たり前のことなのですが、最初にご指摘いただいたことで、「このフォーラムの成果を、しっかりと会社に持ち帰らないといけない」という意識を持つことができました。

2つ目は、第2回だったと思いますが、新潟でスノーピークの専務取締役である村瀬亮さんのお話を伺ったことです。

「自分の仕事を楽しんでやりなさい」というお話をしていただきました。管理職の立場になると、様々な業務をしなければいけません。その業務には好き嫌いを言っていられないわけですが、そうではなくて、任された仕事を自分自身が好きにならないと部下達にも苦しい思いをさせるということがよくわかりました。

自分自身がモチベーションを持って取り組まないと、メンバーにも悪い影響を与えてしまいます。「リーダーはそのような意識を持たない」といけないことがよくわかりました。

――― このフォーラムは、新潟のスノーピークや大阪のパナソニックなど、様々な場所で開催しましたが、その点はいかがでしたか?

普段は他の会社に行ってお話を聞くことはないので、非常に新鮮でした。自分の会社で話を聞くとなると、どうしても緊張感を持ってピリピリしてしまうのですが、そういうことがありませんでした。

普段とは違う環境で講演を聞くことでリラックスすることができ、お話の内容が頭の中にスーッと入ってきました。

自分自身を改めて知る

――― 同じ受講者として印象に残っている方はいましたか?

「この人はすごいな」と思う方が何人かいらっしゃいました。

私なんかよりも広い視点で物事を見られている方がいました。議論の中で、それがよくわかりました。自分だけではなく、会社の立場になって、経営的な観点からお話をされている方もいました。「そういう考え方をするのか」と勉強になり、自分の物事の捉え方も、もっと多角的にならなければいけないと刺激を受けました。

私に対しては、「安心感」「静かな熱意」「信頼感」と言ったコメントをいただきました。「そういった部分をもっと前面に出してもいいのではないか?」というコメントもいただきました。

確かにご指摘の通りだと思います。私の悪い癖なんですが、考えすぎてしまうところがあるんですね。ですので、もうちょっとシンプルに話していかないといけないと思いました。他の方から言っていただくことで、自分のことを改めて見つめ直すきっかけになりました。

イノベーションが生まれる環境を作りたい

――― 今後はどのようなことをしていきたいですか?

チームが楽しく仕事ができる環境を作りたいと考えています。

今は、できるだけ個人の自主性に任せるようにしています。メンバーそれそれが、失敗を恐れず思うように仕事をしてもらいたいですね。

「失敗したくない」と思うのは当然のことだと思いますが、そのように萎縮していては新しいものは生まれません。イノベーションのためには失敗も必要です。

以前から、失敗を許容できるような環境をリーダーとして整えなければいけないのではないかと、考えていました。今回、様々な方のお話を聞きことができて、その中で「とりあえず、やってみる」というお話もありました。そのお話を聞いて、「方向は間違っていない」と確信することができました。

今回のフォーラムは全6回ありましたが、それぞれの回で印象に残った言葉について、どのような背景でこのような言葉が生まれたのか社内のメンバーで議論してみようと考えています。そういった議論の中から、次のリーダーが出てきてくれば、嬉しいですね。

――― 今日はお時間いただき、ありがとうございました。
(以上)

株式会社 安川電機
技術開発本部
基礎技術開発統括部
ASIC・通信技術開発部 ASIC・回路技術課 課長
山田 智紀 氏

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