「R&Dイノベーションリーダー交流フォーラム」参加者インタビュー日本電気株式会社 外川氏 | イノベーション創出のヒント JMA GARAGE
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「R&Dイノベーションリーダー交流フォーラム」
参加者インタビュー
日本電気株式会社 外川氏

「このフォーラムで学んだことを、社内でも共有したい」

2021年から2022年にかけて開催された「第16期 R&Dイノベーションリーダー交流フォーラム」には、多くの企業の技術者にご参加いただきました。全6回のフォーラムの中では、「イノベーションを起こすリーダーシップ」をテーマに、様々な講演者の方を迎え、活発な議論が交わされました。
参加者である日本電気株式会社の外川遼介 様に、参加した感想を伺いました。インタビュアーは日本能率協会の森宮が務めました。

外川氏

AIや機械学習を社会実装する

――― 最初に、外川さんがされているお仕事を教えていただけますか?

自社で開発しているAIや機械学習の技術をいかに社会実装していくかが、私のミッションになります。
北米の研究所と一体になって活動しているのですが、北米の機械学習の研究者は非常に優秀で、研究の世界でNEC Labsといえば日本ではなく北米の研究所を指すくらい広く認知されております。そういった優秀な研究者が開発した技術を日本や世界の市場に届けられるよう製品やビジネスにしたてていくのがミッションです。

――― 参加することになったきっかけは?

このフォーラムの案内を会社に送付いただきました。「このフォーラムへの適任者はいないか」と検討した時に、上司がリーダーシップについて学ぶ機会だからと私を推薦してくださり、私自身もどのようにイノベーションを推進していくべきか悩んでいたため、良い機会であると考え、参加させていただくことになりました。

――― これまでに、このような異業種との交流の機会はありましたか?

ほとんどありませんでした。学会や外部セミナーで、少しだけディスカッションすることはありましたが、このような長期間で、かなり密に議論をする機会は初めてでした。

自分がどのようなリーダーでありたいか

――― フォーラムを終えて、印象に残っていることはありますか?

まず一番最初の(コースリーダーの)林先生のお話ですね。最初からガツンとおっしゃられていて、今でも覚えているのは、「君たちはリーダーとして、会社から送り込まれている。選ばれたことに対する責任がある」と言われたことです。非常に印象に残っています。

他には、スノーピークと日産自動車での講義が印象に残っています。
スノーピークの村瀬さんの講演は、「スモールスタートでいいからまずやってみる」というお話がご自身のキャリア・実践に裏打ちされたものとして非常に刺激的でした。

一方で日産自動車の久村さんは、研究・開発部門でのお話でしたので、我々が置かれている環境と非常に親和性があって、考え方も比較的似ているところがあると感じました。まるでロールモデルのように感じました。自分がどのように考えていくべきか、どのようなところに気をつけるべきかという点で、自分が考えていたことや経験と重なる点が多く、そういう意味では、自分の経験を棚棚卸しすることにつながりました。非常に役立ちました。

――― 研修を終えて、ご自身に変化はありましたか?

「どのようなリーダーでありたいか」という考え方が、少し変わったような気がします。
研修の最後の発表を、自分の意気込みという形でまとめたのですが、ビジョンを作り、それを伝えていくことが実践できるようになったように感じます。

自分自身はAIなど技術の社会実装をやっているので、社内や社外のお客様をどのように巻き込んでいくのかが重要な部分になってきます。今回、研修で学んだことを実践する機会があるので、今後、そういう場面で生かせればと思います。

また、CTOとして既に実践している方の意見を聞いて、部下に対する配慮や考え方でも学びが多くありました。

CTOインタビューを通じてリーダーの役割を学ぶ

――― CTOインタビューの話が出ましたが、トップにインタビューする機会は、普段はほとんどないかと思います。実際にインタビューして、いかがでしたか?

前から課題意識を持っていて、質問をぶつけたいと思っていたので、とても良い機会になりました。

今は、こういう時代ですので、明確な「答え」がありません。CTOであっても、手探りで答えを探していると思います。新しいことを取り入れながら、やり方を変えているのが現実なのではないでしょうか。そういう点もインタビューで感じることができて、非常に参考になりました。

弊社にも、新規事業系を担当しているものがいます。そういった役割のリーダーは、柔軟に、かつ積極的に様々なことに挑戦をしています。CTOインタビューを通じて、「自社のリーダーからも学ぶところが多々あるな」と思いました。

私自身も、研修後の、この4月からは社内の変革も担当しています。役員クラスの方と話をすることもあるのですが、若い人や現場の人を後押ししようとしている雰囲気の醸成を感じています。

先駆者とディスカッションし、理解を深めてほしい

――― この研修を検討されている方へのメッセージをお願いします。

私自身の学びを踏まえると、このフォーラムのメリットは2つあると思っています。

開発現場でどうすればよいかわからず悩まれている方がたくさんいらっしゃると思います。そういった方には、一度、現場から離れて、他の人や先駆者の人とディスカッションしたりすることで、考えを整理し、自分の中に腹落ちさせることができます。

もう一つは、他の会社でいろいろなバックグラウンドを持つ、様々なパーソナリティーの方と一緒に学べる点です。私も、参加メンバーとはLINEグループを作って、今でも連絡を取っています。先月も、zoomで近況報告をしました。色々とフランクに話せる仲間ができました。そういう面でもよかったと感じています。

――― 最後に、外川さんの今後の目標を教えてください。

ITやAIをいかに社会で役立てるか。それが私の根本にあるところです。それらの技術を活用して、医療や教育をはじめとして地域や環境の差によらず多くの人が平等に機会を得られるような社会を実現していきたいですね。

――― 今日はお時間いただき、ありがとうございました。

(以上)

日本電気株式会社
デジタルテクノロジー開発研究所
行動推進研究プロジェクト ディレクター
外川 遼介 様

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