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【#25:イノベーション実現の取り組み方①】~技術者こそ経営者を目指せ!~ イノベーションリーダーが知っておきたい30のチャート

日本能率協会の上席アドバイザーエグゼクティブフェローの五十嵐氏による本連載コラム。
今回・次回と2本立てで、イノベーションをどう実現していくかの具体的なステップをお話しします。

イノベーションの第一歩はコア技術の認識から

イノベーションの実現に向けては、まず、そのコア技術が何であるか、それと組み合わさる技術やサポート技術に、どのようなものがあるかを認識する必要があります。
そして、『どのような事業を創り出すのか、どのような製品や顧客価値を創り出すのか』を構想し、描く必要があります。

ステップのポイントをはじめにまとめると、この2点となります。
① イノベーションのコア技術を認識し、実現する事業の姿を描く
② 事業を実現するために要素分解し、その要素のレベルを確認する

イノベーション実現のためのデザインマップを書く

次に、創業をイメージした事業やその事業での顧客価値を実現するために必要な要素を考え、それを列挙してみます。ここでは要素分解と称します。
下記に表を示しますが、要素分解は、その縦に書いた項目にあたります。

そして、表の横軸に、各々の要素別にレベルを客観評価し、確認します。

Chart25:イノベーション実現のためのデザインマップ

「○○技術が革新的で独占的なもの」であれば、レベル6にマークします。
要素に分解した、付随する技術〇△や〇◎のレベルも、その各々について評価し対応するレベルにマークします。

技術はイノベーション実現に重要な要素ではありますが、技術だけでイノベーションを実現することは不可能です。
要素の中に、ビジネスモデルやマーケティング、ファイナンス、調達なども項目として挙げる必要があります。

そして、これらの要素についてもレベル評価することが大切です。

デザインマップの活用法

イノベーション実現に向けたデザインマップを構成する各要素の自社保有レベルを把握することができれば、レベルが低いものが明確となり、補強すべき要素が分かります。
そして、どのようにしてレベルの低い要素を補強するかの戦略が必要不可欠となります。

この戦略については、次回のコラムで詳しくお話しします。

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五十嵐 弘司

五十嵐 弘司
1980年に味の素(株)入社、バイオ精製工程のプロセス開発に従事。1998年からアメリカ味の素(株)アイオワ工場長、技術開発センター長を経て上席副社長。2009年、味の素(株)執行役員経営企画部長、その後、取締役常務執行役員、取締役専務執行役員に就任。
中期経営計画の策定、M&Aの実務実行など、味の素(株)で経営の中枢を担う。また、技術統括・情報統括として、イノベーションの実現、グローバル展開、ICT活用やデジタル化を推進した。
現在、一般社団法人日本能率協会上席アドバイザー エクゼクティブフェロー、公益社団法人企業情報化協会上席顧問 エクゼクティブアドバイザー等を歴任し、日本産業界の再成長にむけ取組み中。
「競争優位を実現する成長戦略と経営基盤」ほか、企業経営に関わる多数の講演実績がある。著書「技術者よ、経営トップを目指せ!」(2019年11月、日経BP)を出版。

近日公開予定のChart(各記事公開後にリンクが貼られます)

Chart24:イノベーションの機会
Chart25:イノベーション実現の取組み方①(本コラム)
Chart26:イノベーション実現の取組み方②
Chart27:IoTとデジタルビジネス
Chart28:デジタルビジネスの成熟度とGAFAのポジション
Chart29:競争優位を実現する日本企業の取組み方
Chart30:CTO機能の再定義

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